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7/JUL.
2016
史上最高得点!台北101がUSGBCのLEED v4認証を取得

greensmart101が世界の超高層グリーンビルのスタンダードに

5年の努力の末、台北101は史上最高得点で米国グリーンビルディング協会(the U.S. Green Building Council, USGBC)が授与する世界最高の権威と難度を誇るグリーンビルディングの国際標準─LEED v4 (Leadership in Energy and Environmental Design, Version 4)のカテゴリー「既存ビルの運用とメンテナンス」で最高レベル─プラチナレベルにきました米国本土以外でこのカテゴリーのプラチナレベルを獲得した初めての超高層ビルであり、台湾ではほかに例がありません。今回の認証取得は、台北101が2011年にLEED認証を取得後、さらに高い難度の認証に挑戦したものであり、台北101が10年にわたって台湾に願ってきた末永い発展が認められた結果でもあります。

 

今回の認証取得の重要性を示すため、USGBCのCOOであるMahesh Ramanujam博士がアメリカから台湾を訪れ、LEED v4のプラチナ認証プレートを台北101の周徳宇董事長に贈呈して点灯式典に出席しました。これは台北101がLEED v4プラチナレベルのグリーンビルディングという新たな節目を迎え、USGBCと共同で地域にLEED v4認証を広めていくことを象徴するものです。

 

「今回の認証のために、台北101は5年の歳月をかけて、2000万元以上を投資し、多くの設備やシステムをアップグレードしました。そしてスマートエネルギー管理、グリーン照明、空調の省エネ、エコ電力を進めるさまざまな措置にも着手しています。その金額は安いものではありませんが、この土地にとって絶対に価値あることです。董事会、テナント、ビジネスパートナー、すべての従業員の努力と支持に感謝します。台北101のLEED v4への挑戦は、まさに101という数字が持つ意味に表れています。私たちは満点を基準にするのではなく、さらに上をめざし、常に自分を向上させて、台湾人の勤勉さを世界に見せつけるのです。台北101の全長は今や世界最長ではなくなってしまいましたが、新たな姿に生まれ変わることができました。世界に目を向け、誇り高く豪語しましょう。台北101は世界の超高層グリーンビルディングの新たなスタンダードであると。現在も、そして未来も努力を続け、台湾のランドマークであるこのビルを、台湾のグリーンのシンボルにするのです!」(周徳宇・台北101董事長)

 

台北101は2008年より6000万元の資金と大量のヒトやモノを投入して機材や設備をリニューアルし、呼吸ができる世界一の超高層グリーンビルディングをめざしてきました。2011年には無事に認証を取得し、ビル内で働く人々すべてにエコ意識の高いオフィス環境が整備されました。初回の認証申請時と比べ、ビルの入居面積は20%以上も増加しています。使用率の高さにもかかわらずLEED v4認証を取得できたことは、経営陣にとって強力なカンフル剤となりました。「台北101のずば抜けたリーダーシップは、運営レベルがほかの高層ビルよりも高いことを証明しています。(With such distinguished leadership, TAIPEI 101 is showing it can stand taller among its peers, without adding a single floor.)」(Rick Fedrizzi・USGBC CEO兼創始者)

 

台北101のスマートモニタリングシステムの導入にはシーメンス台湾にご協力いただきました。「台北101は常に先を見つめて業界をリードし、ビルの運営効率の向上に取り組みながら、環境保全に心血を注いできました。今年またLEEDの認証を取得できたことは、台北101の長年のパートナーであるシーメンスにとっても名誉なことです。台北101にエコでスマートなビルディング技術を提供し、世界の超高層建築のリーダーとしての地位を磐石なものにできることを光栄に思います。」(Erdal Elver・シーメンス台湾会長兼CEO)

 

今回のLEED v4ではCBREグループにコンサルティングを依頼し、台北101の認証申請にご協力いただきました。

 

 

私たちの実績:

  • 節電台北101のビル全体の入居率は2015年末の時点で95.79%まで上昇しました。2007年と比較して、5万平方メートルの賃貸使用面積が増加しましたが、ビルの消費電力は2007年から合計1億8400万kWhも減少しました。ショッピングセンターの消費電力を含めると、全体で262GWhの減少となり、139,083トンの二酸化炭素排出が削減されたことになります。大安森林公園が1年間に吸収する二酸化炭素を389トンとすると、357年分の二酸化炭素吸収量に相当します。
  • 節水台北101が2011年にLEEDの既存ビルカテゴリーのプラチナ認証に申請した際、洗面設備に節水装置を取り付けました。これにより水の使用を毎年50,000トンも削減できます。これは4人家族の140世帯が1年で使用する水の量に相当します。さらに屋外システムで雨水を回収して100%再利用しています。集水システムで雨水を回収し、ビルやショッピングエリアの観葉植物への給水、ショッピングセンターのトイレの水洗などに利用します。雨水が十分な年には、年に約58,000トンの水を節約することができます。このほか、台北101全体にスマートデジタル水道メーター、節水装置や設備などを導入し、効率よく運用を監視しながら、ムダを省いて水資源の保護に取り組んでいます。
  • 資源回収2015年、台北101のオフィスビル(ショッピングセンターを除く)の廃棄物の総重量は1,214トンでした。そのうち回収した資源ごみの総重量は943トン、回収できないごみの総重量は271トンで、回収率は77%でした。台北101では収集から分別、封入、重量測定、搬出まで、すべての段階で廃棄物管理の詳細な手順を重視しています。オフィスビルに配置された密閉式ごみ投入システムは、各フロアで回収できないごみが投入されると、破砕や圧縮などの自動処理を施した後、コンテナを搬出します。それにより人的作業を減らして清潔な環境を保ち、持続的な回収管理を実現することができます。

 

その他の取り組み

  • 台北10120153月に台湾電力と「空調システムの需要量への対応措置に関する協力覚書」を締結しました。台湾のビルで初めて台湾電力とこの契約を締結し、101kWhのグリーン電力を購入して台湾電力の「再生エネルギー発展基金」をサポートしています。
  • 新竹「自然谷」低海抜自然生息地に101万元を寄付し、台湾の山林を保護。

新竹の芎林郷と横山郷を分ける尾根にある自然谷は台湾初の環境公益信託の事例です。自然谷は海抜380メートル、面積1.8ヘクタールで、長年の努力によって次第にもとの姿を取り戻してきました。台湾固有のイズセンリョウ、リュウビンタイ、カラコンテリギなどが生い茂っています。調査の結果、自然谷には97科262種の維管束植物があり、そのうち22種は台湾の固有種です。昆虫界はさらににぎわっており、クモだけでも162の品種があります。台湾で最高の山林生態教育の自然教室であると言えるでしょう。

  • シーメンスと協力覚書を締結し、クラウドビルエネルギー管理システムNavigatorを導入。

このシステムでは、すべてのエネルギーデータを直接クラウドに保存してフィードバックを提供することにより、ビルのエネルギー使用を全面的に管理して最大限の効率化を実現します。今回、台北101はシーメンスと協力して、デジタル化はもちろん、スマート化を達成した世界初の超高層ビルとなります。

 

※  台北101グリーンビルディングの詳細は、アプリ「TAIPEI 101 Green Building」をダウンロード